日本食の代表「寿司」を通して、まほろばの都「奈良」から「日本の心」を伝えていきたい。
「うめもり寿司学校」開校の精神
うめもり寿司学校では、国籍、人種、年齢を越え、病気や障害のある方を含め
すべてのお客様を精一杯の「おもてなしの心」でお迎えする事をお約束いたします。
うめもりがこのような想いを抱くきっかけとなったのは、現社長 梅守康之の長女が、先天性疾患症を持って生まれてきたことでした。生後間もなく判明した娘の病気に、現社長は父親としてあらゆる手を尽くしました。しかし、20歳を過ぎ心の病から長女は障害者の認定を受ける状態となってしまいました。そんな介護の毎日の中、4女までが小児がんを発症。「なぜ、どうして、何の罪もない娘たちが…」と堂々巡りする想いに、毎日涙が流れる日々でした。
4女の看病の中、「退院したらあそこに行きたい、こんなおいしいものを食べたい」と言いながら、その願いが叶わずして、亡くなっていく幼いお友だちやその家族を、何度も目の当たりにしました。そして、そのことをきっかけに、ある想いが強くなってきたのです。
「悲しんでいるだけでいいのか。世の中には、娘たちと同じように、病気や障害で苦しんでいる人はたくさんいる。娘たちは、自分の人生と引き換えに、一人一人の存在・生きている時の大切さを伝えてくれているのだ。」
この想いがふつふつとこみ上げてきました。
「うめもり寿司学校」は、障害があっても、病気をもっていても、生きている時間こそ、明るく笑顔で、前を向いて生きてほしい、そんな素朴な「おもいやりの心」から始まりました。
どうしたら喜んでくれるのか、どうしたら楽しんでくれるのか−
誰かのことを想い、その人のために出来る精一杯の感謝と思いやりの心をもって、目の前の人に接する。そして、その気持ちは、人の心を動かし、そこに「感動」が生まれる場が創られると考えています。
多くの人をお迎えするようになった今も、その家族を想う「おもいやりの心」がお客様を迎える「おもてなしの心」となり、世界中からうめもり寿司学校に来られる方々に、国籍、人種、年齢に関係なく障害のある方、病気をお持ちの方、どんな方でも楽しんで幸せになって頂ける場創りを目指し、一人ひとりのお客様と真剣に、楽しく接していきます。これからも、この精神を大切にしながら、多くのみなさまと感動の場を創っていきます。
お寿司という仕事を通して人と人とが「思いやり」でつながり、全ての人々が平和な世界になる事を願って…。
「感動の場創り」を目指して
うめもり寿司学校では、国籍、人種、年齢を越え、病気や障害のある方を含め
すべての皆様を精一杯の「おもてなしの心」でお迎えする事をお約束いたします。
寿司・感動・共創
Sushi,inspiration,and collaborative creativity
「うめもり」では、日本の食文化である「お寿司」という業を通して、世界中の皆さんと感動を共にして精一杯の「元気」や「幸せ」をお届けしたいと心から願っています。
海外から三世代で来られるお客様がいます。足が少し不自由になった高齢のご両親の車いすをお孫さんが押しながら参加されるお客様。
一生に一度かも知れない家族全員の海外旅行。
その1ページに「うめもり」の心温まる楽しい「おもてなし」が家族団らんの思い出として残りますように、
「うめもり」では、私達にできる精一杯の笑顔とおもてなしでお迎えいたします。
ある時、全盲のお客様が「うめもり寿司学校」に入学されました。当日、私たちは、心配で不安な心のまま、全く目の見えない彼をお迎えしました。
でも、出来るんです。彼は、五感を駆使して驚くほど上手にお寿司を握りました。そして、何度も何度も手をたたき、全身でその楽しさを表現してくれました。私たちは、彼のその姿に「感動」し胸がいっぱいになり涙があふれました。卒業証書をお渡しするとき、涙で声が詰まって「ありがとう」の言葉が続きません。その沈黙の時、彼が小さな声で言いました。
「校長先生、頑張って」
彼には、何も見えないはずなのに・・・
彼の喜ぶ姿を見て、私たちは、創業の想い「世界中のすべての人、病気や障害関係なく元気を届ける」が伝えられたと思いました。
私たちは、ひとりひとりのお客様を「おもてなし」し「元気」「幸せ」をお届けしていたつもりでした。
でも、本当は、私たちがお客様から「元気」、「幸せ」そして共に過ごした時間から「感動」貰っていたのです。家族を思いやる暖かい心に元気づけられ、普段当たり前と思っている事に、たくさんの感謝が詰まっていることに気づきました。
「うめもり」は、これからもお客様と一体になって共に感動し、共に涙し、一期一会の充実した場をつくることを目指していきます。
味の追求
Dedicated to creating delicious products
お寿司は、「米」「合わせ酢」「ネタ」が見事な「調和」を保ったものがお客様の心を打つおいしさを醸し出すことが出来ます。その中で、一番大切なのはしゃりです。しゃりは、お寿司の「命」なのです。
「うめもり」では、感動のしゃりを食していただくために「米」と「合わせ酢」にこだわっています。
気温や湿度でお米の炊き上がりやお酢との合わせ具合など毎日が微妙に変化します。「うめもり」では、一番の美味しい状態で「しゃり」を提供できるように1mℓのお水の量や合わせ酢の分量などのきめ細やかな調整を心がけています。
「うめもり」のわさび葉寿しは、JALファーストクラスの機内食にも採用された実績をもち、その自然な美味しさは、沢山の支持を頂いています。
【米】
こしひかりの原種でお寿司の最高級米と言われる「岡山のあさひ米」を使用しています。
一粒一粒が硬質で大きくしっかりとしており、適度な粘りと歯ごたえが、持ち味です。ふくよかで、米本来が持っているほどよい甘さと上品な味わいがありお寿司の最高級米と言われています。
【合わせ酢】
紀州南高梅の梅酢を含んだ「うめもりオリジナル合わせ酢」は、岡山のあさひ米との相性も良く、お米の旨みを存分に引き出す「調和」の合わせ酢となっています。
一体感
Sushi,inspiration,and collaborative creativity
「うめもり」では、おもてなしする側、お客様、ガイドさんの枠を超えてこの場所、この時間、そこに集う人々と共に過ごす場をとても大切にしています。
うめもり寿司学校のテーマは、「ENJOY」です。
しゃりの形がちょっと歪んでいても、右手と左手がちがっても大丈夫!
おじいちゃんもおばあちゃんも小さな子供さんも全員でお寿司づくりを楽しんでもらう事が一番です。
「let’s
Enjoy」の掛け声とともに皆さん一緒にお寿司づくりをスタートします。お寿司を握りながら、一貫ずつ「らっしゃいー」の掛け声で全員の気持ちを合わせていきます。8貫のお寿司が出来上がる頃には、みんなにっこり、素晴らしい笑顔でつながり全体に心が和む一体感が生まれます。海外のお客様と、日本のお客様が同じテーブルを囲んでお寿司づくりをすると、言葉はまったく通じない初対面のお客様同士が笑顔ですっかり仲良くなっています。「食」には、人と人との距離を縮める不思議な力があるのだなと私たちも楽しくなります。
「スマイル イズ エブリシィング OK」
そんな、嬉しい言葉をお客様から頂いています。
和の心
Dedicated to creating delicious products
日本が世界に誇る「世界無形文化財」でもある「和食」。
日本の文化でもある和食は,春夏秋冬があり南北に長い国であるため色々な地域の特性を生かした食文化がそれぞれの地域で根付いています。和食の特徴は、「季節感をもった新鮮な食材の使用すること」、そして「自然の美しさを表した盛りつけ」などが挙げられます。
その根底には、先祖代々日本人の精神文化の柱となる「自然の尊重」が食と密接に結びついています。
農耕民族である日本人の食文化は、1年の始まりを祝う正月や,豊穣を祝う秋祭りなどの年中行事と深く結びついており、伝統に基づき家族や地域の人々との結びつきを強めるという社会的ならわしの伝承でもあります。
それは、四季折々の食材への「感謝」と森羅万象すべてのものに神が宿っているという「自然への尊重」など日本の精神文化を基としています。
日本の心を世代から世代へと伝承していく中で、「和食」は、日本人としてのアイデンティティと絆をもたらすことに重要な役割を果たしています。
その和食の代表的なものが「お寿司」なのです。
「いただきます」と「ごちそうさま」
日本の食前の挨拶である「いただきます」には、「私の命のために動植物の命を頂きます」との意味があります。日本人は、古くから人は自然の恵みをもらって生きてきました。自然の恵みとは、数々の動植物の生命をもらうことです。いのちがつながり合ってみな生きている、そして生かされているのです。「いただきます」と手を合わす行為は、偉大な自然への感謝の気持ちを表したものなのです。
食後の挨拶である「ごちそうさま」は、「ご馳走なりました」のことで、「馳」、「走」ともに「はしる」の意味があります昔はお客様をお迎えするとき、走り回って獲物をとってきておもてなししました。そんな命がけの働きに客人が合掌し「有難う」と心からの感謝の気持ちを表したものです。
食べ物への感謝と、大変な思いをして食べ物を用意してくれたことへの感謝の気持ち 食事への敬虔な気持ちを表すあいさつの言葉であり、日本の食文化の素敵な一面です。
日本人は、三度の食事の度に手を合わせすべてのいのちに「感謝」し、食事を準備してくれた人に「感謝」することにより「食」で日本人としての心、人間性を磨いてきたのです。
本格的な
寿司職人体験
紙製の和帽子・エプロン・手袋をご用意し、気分から寿司職人になることができます。また、一度の体験教室の中で最低8貫の寿司をお作り頂きますので、しゃりの重さを手の感覚で覚え、本物の寿司職人と同じ手順で寿司作りを体験して頂きます。
その場で食べれる
出来立て寿司
鮮度の良い魚に、炊き立てのしゃりをご用意しております。しゃりと合わせ酢が調和したクオリティの高いお寿司をお召し上がりいただけます。梅酢を用いたしゃりはふんわりと甘みが香り、お口の中でほろりとほどける本格握り寿司をお愉しみいただけます。
※写真はイメージです。※季節や仕入れの状況により、内容は変更になる場合がございます。
帰宅(帰国)後も
楽しめる
うめもり寿司学校では、体験教室を終えられた方に、寿司作りのコースごとに修了証書を授与しております。1度の体験だけではなく、帰国後もまた日本の文化や思い出を思い出していただけるように、心を込めてご準備しております。
また、寿司作りキットの販売も行っております。